Saturday 27 July 2013

ITEC Diploma in Massage

今年の1月から始めたマッサージのディプロマコースがおとといの実技試験を持って終了しました。

このブログには、コースを通して学んだことや感じたことも書こうと思ってたのに、コースワークに追われる日々で、まったく書けずじまいだったけど、先生はとてもチャーミングで、クラスメイト達もみんな思いやりあって、とてもいいクラスで楽しく勉強できました。実技試験でも最後の最後までみんなで助け合ってクラス全員がパス。やっと終わってほっとしたものの、もうみんなと会えないのかと思うとなんだかとっても寂しいです。

この実技試験で私のモデルとなってくれた友達は、私がマッサージの勉強を始めてから何度も練習台になってくれていましたが、試験が終わった後に、「今日のが今までで一番良かった」と言ってもらえたことは、何よりも嬉しかったし、自信にも繋がりました。

正直なところ、フルタイムの仕事をしながら、ヨガの練習時間を減らすことなく、授業を受けるだけでなく、宿題をしたり、ケーススタディをしたりと、かなりしんどかったです。特に午前中の解剖生理学の授業は、普段の生活では使わない単語ばかりで、内容を理解するという以前の問題でした。これも、今思えば、授業の前日にさっと参考書に目を通して、わからない単語をすべてチェックさえしておけば、むかーしむかし生物が受験科目だった私にとっては内容的には難しいことではなかったのだけれど、予習どころか復習もしてなかったのが仇になりました。day1でその大切さに気付いていれば、あそこまでわからない単語が雪だるま式に増えていくこともなかったのにな、と試験前3日ほどの追い込みで焦りながらも今まで手も足もでない感じだったことがその短期間でずいぶんクリアになってきたことに確かな手応えがあっただけに、始めるのが遅すぎて時間がたりなかったという現実に反省したのでした。といっても、追い込まれないとやれない私の性格上、これからもずっとこういうのを繰り返していくような気はします。笑

写真の勉強をしていた頃は、写真学生という立場が気に入っていたというか、アーティスト気取りで作品作りをしているのが楽しかっただけで、実際仕事としてやってみると作品作りなんて言ってる場合じゃないことがほとんどでやればやるほど楽しくなくなっていったし、そもそもそんな作品なんてものはただの自己満足というか、とりあえず仕事(=お金)になるような代物ではないということにも気付かざろうえなくなって、今思えばチャンスはたくさんあったのに、実際のところ私はなにがやりたいのかすら分かっていなかったせいでせっかくのチャンスもこなすだけで終わってしまったのだけれど、今回は、自分の中である程度軸が定まっているので、そういう意味では、これでやっていけるんじゃないかという手応えを感じています。

この7ヶ月間で学んだことで一番の発見は、すべては手から伝わるということ。毎週実技の時間には、クラスメイトとペアを組んでマッサージの練習をしあったけれど、その手から、マッサージをしている人の緊張や自信のなさ、優しさや思いやり、その人の持つエネルギーや性格までもが、全部ダイレクトに伝わってくるのを感じて、凄いと思った反面、怖いなって思いました。
私が一番仲良しだったヨギでもあるクラスメイトは、タッチがとてもソフトで、揉み解されている感じはあまりないのだけれど、彼の手から伝わってくるエネルギーはとにかく愛が溢れていて、そのエネルギーを感じていると、存在を許されているような安心感でいっぱいになりました。

自分の手からは何が伝わっているのか、こればっかりは知る術もないのだけれど、すべては手から伝わるということをいつも肝に銘じて、なにはともあれ私の手が触れている間は心底安心してもらえるような施術をしていきたいです。
勉強はこれでお終いではなく、実際はやっとスタートラインに立ったところだと思います。クオリファイドされるまでにあと1ヶ月くらいかかるらしいので、それまでは貴重なイギリスの夏を楽しみつつ、ヨガの練習と次のステージの準備に励むこととします。

:)



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